よつかいどう和棉ばたけさんの農園での実習<第8回>NEWS & TOPICS
和棉ばたけさんは、本学の撫子祭にも出展していただき、棉繰り体験、コースターづくり体験、的当てゲームなどで来場者を楽しませてくださいました。有難うございました。
今回は、前々回(9月29日)に引き続き、棉の収穫をさせていただきました。前回が教室でクリスマスリース作りだったので、畑での作業は久しぶり。葉は茶色がかって、コットンボールの収穫ももう終盤です。それでも、腰をかがめながら棉の様子を見つつ、はじけているコットンボールを収穫していきました。
畑での実習は初参加。初めての収穫です。
伯洲と緑棉、今日こんなに収穫できました!
収穫にはちょっと早い段階の棉は、リースなどに使うそうです。
ある程度摘み取ったら、ビニールシートの上に広げて、みんなで円座になって、棉にくっついているゴミを取る作業にとりかかりました。この段階で丁寧にゴミを取り除くことが大事とのこと。学生たちもじっと棉を見つめて、小さなゴミも丁寧に取っていました。
ゴマのような小さな粒も取り除くことを教えてもらいました。
最後に、枝葉の剪定を行いました。これから寒くなるので成長が間に合わず、棉にまではならない枝葉を切り取っていきます。
二人一組で楽しく作業が進みました。
毎回、前の実習が終わった後に、学生から感想と質問があがってきます。それを田中さんにお渡ししているのですが、次の実習のときに、田中さんが丁寧に質問に答えてくださいます。
今回は、前回のクリスマスリース作りに関するQ&Aをご紹介します。
Q.コースターやリースは初心者でも楽しく作業できて、ワークショップに向いていそうだなと思いましたが、過去に綿製品を作るワークショップを開催したことはありますか?
A.あります。これまでに、デイサービスで綿を使ったサンタクロースの顔づくり、子どもたちと綿で動物の形を作って「動物園」をしたり、ほかにも綿を詰めた巾着のストラップ、綿のブローチ、ピンクッションなどを作っています。
Q.もしリースから手作りするとしたら、どのように作りますか?
A.私たちの生活圏には蔓のもので利用できるものがたくさんあります。これまでに作ったものとしては、サツマイモの蔓、ブラックベリーの蔓、ローズマリーの枝などがあります。アケビなども良いと思います。いずれも、リングを作って最後に束ねるように巻いていきます。
Q.和棉はそのまま長期間放置すると、そのままなのか、枯れたり変色したりするのでしょうか?
A.棉の木と言われていますが、木質化するのでそう呼ばれています。日本の場合は、草なので、枯れて朽ちていきます。12月には枯れた状態のものを抜いて処理します。コットンボールは風に吹かれて落ち、芽が出ます。