「よつかいどう和棉ばたけ」実習(9)NEWS & TOPICS

NEWS山﨑 寿美子

2022年1月17日(月)、前回に引き続き、「よつかいどう和棉ばたけ」さんの田中さんと荒張さんにお越しいただき、綿打ちと糸紡ぎを教えていただきました。

前回、綿繰り機を使って綿と種に分けました。その繰り綿の繊維をほぐしている作業が綿打ちです。

綿打ちには、「ハンドカーダー」と呼ばれる道具を使います。

2個1セットで、両手に1つずつ持って、綿を挟み、ハンドカーダーについている刃をすり合わせて、繊維をほぐしていきます。

腕の力のいる作業で、片方のハンドカーダーを膝にのせて固定した方がスムーズにいくなど、コツを教えていただきながら進めていきました。

糸紡ぎは、繊維が解れた綿を糸にしていく作業です。

箸に、繊維を筒状に丸めていって、その端から指に挟みくるくると動かしながら、糸を作っていきます。

糸にしていくためには、親指、人差し指、中指、薬指にそれぞれ役割があって、繊維を取り出して擦り合わせて糸状にしたり、挟んだりと、なかなかバランスが難しそうでした。

今回も、田中さんと荒張さんが、学生一人一人に丁寧に指の使い方などを教えて下さったおかげで、学生たちも、だんだんと慣れてきて、糸ができてきました。

ある程度の長さになったら、スピンドルに巻きつけていきます。

最後のお楽しみとして、アマビエのしおりを準備してくれており、そこに学生が作った糸を通して、素敵なお土産ができました。

今回は今年度の実習の最終日でした。

畑での播種に始まり糸紡ぎに至るまで、貴重な体験をさせていただきました。

「よつかいどう和棉ばたけ」さん、大変お世話になりました。有難うございました。

来年度も引き続き、学生とともに学ばせていただきたいと思っています。

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▲綿打ちを教わる

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▲ハンドカーダー​​​​​​

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▲繊維をスピンドルに巻きつける 

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▲田中さんのお話をうかがいながら穏やかに作業

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▲綺麗な糸になりました ​​​​

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▲アマビエのしおり(四街道市在住の福田芳生さん画)

前回までの実習はこちら

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