第3回目の講義が開催されました:「令和3年度 市民大学講座(専門課程)」NEWS & TOPICS
NEWS佐久間 直人
1月29日(土)に第3回市民大学講座(専門課程)が開催され、本学 佐久間 直人准教授による「情報取得行動の心理学」の講義が行われました。
以下、佐久間准教授による内容報告
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コロナ禍のような緊急事態に代表される不安な状況下では、多くのデマや意見の対立が発生します。本講義では、なぜ同じ情報に対してさえも複数の解釈・意見が生まれたり、人によって信じる内容が異なったりするのかについて扱いました。認知心理学で研究されている「認知バイアス」の代表例をいくつか紹介し、人間にとって情報はニュートラルではありえないことを論じました。また、なぜ人は自分の信じる内容によって対立してしまうかについても、心理学的知見をいくつか紹介しました。テレビやインターネットから情報を得る際に、自分が誰かの(間違っているかもしれない)解釈に振り回されていないか、人と無用に対立してしまう状態になっていないかなど、考えるための参考になれば幸いです。
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