令和5年度 学位授与式 愛国学園大学 学長告辞NEWS & TOPICS

愛国学園大学の学士課程を修了し、令和５年度の卒業を迎えたみなさん、卒業誠におめでとうございます。
今年も校訓にふさわしく気品にあふれ色彩豊かな多くの素晴らしい卒業生を見送ることができ、大学としてもとても嬉しく光栄に思います。
みなさんご自身も、ご家族も関係の方々もこのことを心待ちにされ、さぞお喜びのことと推察いたします。

愛国学園大学での大学生活はいかがでしたか。みなさんの大学生活は、１年生の初めから新型コロナウィルス感染症により、学習や私生活で強いられた苦しい場面から始まりました。この間、苦労も多かったと思います。
もちろん、みなさんだけではなく、世界中の大学生が同じような苦しい経験を味わってきたわけです。しかし、みなさんの不屈の努力によりこれらの苦境も乗り越え、このたび、めでたく卒業することになりました。これはみなさんの努力の賜物です。
大学生活では友人や教職員との親密な交流を通じて、大学生活ならではの得難い経験もあったことと推察します。

みなさんが、これまで頑張ってきたこうした学び、経験は、大学を出てからも陰に陽に必ず役に立つと思います。
さて、今日の社会に目を向けてみますと、新型コロナウィルス感染症や、昨今のロシアによるウクライナ侵略、パレスチナにおける紛争など、表面的にも社会は大きく変化していますが、その背景には人類の社会システムの大きな変動があり、これも急速に動いています。
この、変化の激しい時代の流れの中で、みなさんは、さらに多くのことを学ばなければなりません。
人生は１００年の時代と言われていますが、この間に何が起こるかわかりませし、これに対応する学びは日々継続を余儀なくされるでしょう。

大学で学んだ知識、経験は、みなさんが社会人になって遭遇する各種の場面を突破する生き抜く力の基盤となります。これまで学んだ多くの教養を基礎にして、さらに多くの主体的な学びを積み上げ、教養ある地球市民として、これからの社会により良い生活を実現すべく努力してください。
愛国学園大学の卒業生にはその力があります。どうぞ、自分を信じてその能力を思う存分発揮してください。教職員ともどもみなさんの今後のご活躍をお祈りします。
卒業生のみなさんの前に、輝かしい未来が開けますように、みなさんの門出をお祝いします。卒業　誠におめでとうございました。

令和６年３月１０日
　愛国学園大学学長　太田和良幸