地域とつながりながら学ぶ(3)NEWS & TOPICS

NEWS山﨑 寿美子
地域とつながりながら学ぶ(3)

6月23日(木)、大学生も地域とつながって学びを深めるための実習、第3回目をおこないました。今回は、四街道市みんなで地域づくりセンターを訪問して、センターの活動内容についてお話をうかがいました。迎えて下さったのは、第1回目からお世話になっているコーディネーターの毛見文枝さんと、ちば市民活動・市民事業サポートクラブ(NPOクラブ)の副代表理事もされている勝又恵里子さんです。互いに挨拶をしたあと、センターにあるテーブルを囲んで、ミーティングが始まりました。

まず、大学生も地域とつながろうという、私たちの実習のテーマについて簡単に説明をした後、学生たち一人一人が自己紹介をしました。メンバーの中には、中国やベトナムからの留学生もいます。そこで、自己紹介では、なぜ日本に留学したのかというところから話してもらいました。日本のアニメや漫画を通して日本に興味を抱いて留学に至ったという話などを聞くと、毛見さんや勝又さんから驚きの声があがりまし た。また、日本人学生も含めて、どうしてこの実習に参加しようと思ったのかという経緯と、四街道市でおこなわれている様々な活動のなかから、現時点で自分が関心を抱いている事柄について、それぞれの経験をふまえて話してもらいました。文化や慣習の若者への継承について、食品ロスやゴミ問題について、福祉のありかたについて、芸術活動でまちを活性化することについてなど、学生たちの関心はそれぞれ。毛見さんと勝又さんは、学生たちの話に何度もうなずきながら耳を傾けてくださいました。

一通り自己紹介が終わると、今度は、勝又さんからセンターの活動内容について説明をしていただきました。活動内容は、多岐にわたりますが、その根幹に、人、団体、行政機関をつないで、市民のみんなが暮らしやすい地域づくりをサポートするという柱があります。活動の場所をうみだして、そこで出会った人たちがまた活動の輪を広げていくことも。対象も、子どもサポート、里山保全、ご当地グルメ開発、地産地消の取り組みなどさまざまです。具体例を挙げながら丁寧にご説明いただきました。その間、学生たちがメモを取りながら真剣な表情で聞き入っている姿がとても印象的でした。

ミーティングの最後に、毛見さんと勝又さんからは、学生のような若者世代と、このようにじっくりと話し合うことができて、とても貴重な時間だったと仰ってもらえました。 学生たちにとっても、普段なかなか言葉にすることのできない、興味のある事柄への思いを、地域づくりセンターの方々に聞いていただけて、とても貴重な経験だったと思います。これからまた、センターの方々からサポートいただきながら、学生たちが四街道の人々と直に触れ合って、学びを深めていけたらよいなと願っています。

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社会問題について話す学生 

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自分の経験を語る留学生

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分かりやすく説明してくださる勝又さん  

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勝又さんのお話にメモを取る学生たち

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たくさんご用意いただいた資料をみんなで読む

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最後に記念撮影もしました

▶ 地域とつながりながら学ぶ(1)

▶ 地域とつながりながら学ぶ(2)