留学生によるベトナム料理NEWS & TOPICS
留学生によるベトナム料理
2023年8月7日(月)、本学の学生有志たちが、四街道市内にある「日替わりシェフの店さくらそう」さんで、ベトナム料理を提供しました。ベトナムからの留学生3名と日本人学生2名が中心となって、「コムタム」と呼ばれるベトナム風焼肉定食(焼肉、五目蒸し卵、なます、付け野菜、ごはん)、揚げ春巻き、生春巻き、ココナツゼリーを作りました。おかげさまで41名のお客様にお越しいただき、大盛況のうちに終了いたしました。
発端はある一人の学生の一言。「先生、料理を食べるイベントってないですか?」この一言に「あるよ!」と即答。「さくらそう」を運営されている毛見文枝さんから、留学生の出身地の料理を作ってみないかと、以前からお話をいただいていたことを思い出しながら、私はそう答えていました。有難いことに、この企画について毛見さんから快諾を頂き、今回ベトナム料理を作ってみなさんに食べていただく機会ができました。一緒にやりたいという仲間も少しずつ増えて、具体的に企画を進めていきました。何を作るかについて話し合い、試作をしてみんなで食べて、これだと思えるメニューを決めました。ここまでくるとますます楽しみになってきて、目を輝かせながら話をしている学生たちの姿が印象的でした。メニューが決まると、今度は、必要な食材のリストアップ、役割分担です。どうやって作るかのイメージを話し合いながら、誰が何を準備するかを決めていきました。
そして前日。食材の一部をさくらそうさんに運び入れて、仕込みの開始です。冷やし固める時間がかかるココナツゼリーを作ったり、焼肉の下味つけ、なます作りなどは、前日に行ないました。気持ちを高めながら迎えた当日は、朝7時に集合して準備にとりかかりました。留学生たちの調理の段取りと手際の良いことには、脱帽です。何種類もの料理をたくさん作るのに、なんとなく声を掛け合って、てきぱきと作っていきます。また、生春巻きに具材をいれて巻き付ける作業などでは、留学生が日本の学生たちに作り方を教えて楽しそうに一緒に作っていきました。
ベトナムでは、ときどき、親族や友人たちが大勢集まって、大人数で食事をするときがあるので、たくさんの料理を作るのには慣れているそうです。それでも、日本でこのようにたくさんのお客さんに自分たちの料理をふるまうのは初めてとのこと。緊張しながらも、本当に嬉しそうに取り組んでいました。
11時半になると次々とお客さんがお見えになり、料理の盛り付けや配膳などで、学生のみんなが総動員で動きました。お客さんも、学生が料理をお出しするのを、とても喜んでくださいました。料理の作り方などについて質問してくださるお客さんもいらっしゃり、留学生がにこやかに説明している姿も見られました。
学生の一言で始まった企画で、もっとこうしたらよかったと思う反省点もたくさんありましたが、お客さんから「とても美味しかった。またこういう企画をやってくださいね」と仰っていただけたこと、地域の方々と交流できたこと、留学生と日本の学生が協力しながら一つの形を創りあげていったこと、そしてなにより学生たちが「楽しかった!」と笑顔になれたことなど、素晴らしいことがいくつもありました。
当日は、296ニュース(地デジ11ch )さんが撮影に入ってくださいました。初めは緊張していた学生もインタビューに笑顔で受け答えしていました。その様子が8月23日(水)、8月24日(木)に放送されました。
今回の企画を実現できたのも、「さくらそう」の毛見さんのおかげです。企画の内容を詰める段階から、仕込み、当日の準備など、あらゆる過程においてご協力を賜りました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また、貴重な食材を提供してくださった農家の小川さん、大澤さんをはじめ、お忙しいところ足を運んでくださったお客様にも、心から感謝申し上げます。
≪参加した学生Kさんに聞きました!≫
Q1 今回作った料理のなかで、一番好きになった料理は何ですか?
生春巻きです。
Q2 楽しかったことや嬉しかったことは何ですか?
楽しかったこと・嬉しかったことは、生春巻きを先輩と一緒に作ったことです。レシピ
も知ることができたので、またお家で作ってみたいと思いました。また、お客様の案内や配膳を手伝うのもとても楽しかったです。
これまでココナッツゼリーや生春巻きを食べたことがなかったので、今回ベトナムの料
理を知ることができて嬉しかったです。