授業紹介「ポップカルチャー論」NEWS & TOPICS

2022/11/10NEWS

ポップカルチャー論Ⅰ・Ⅱは、日本理解専攻の選択科目として昨年度から開講しています。

講師は、漫画家のさちみりほ先生です。さちみ先生は、「夢やしきへようこそ」、「銀のヴァルキュリアス」、「ローゼリア王国物語シリーズ」などの代表作をお持ちです。

講義では、先生が描かれた漫画を教材として使用します。コマ割りの仕方や、登場人物の顔の大きさをなぜ変えるのかなど、読み手がストレスを感じずに飽きずに読んでもらうためにはどうやって工夫していくのかなどを教えていただきました。

学生からは、「ここはこうなったほうが面白い」などの意見がでることもあり、読み手によって様々な感想があるのがおもしろいということをお話しされていました。

ドラマCDを利用した講義では、さちみ先生の漫画をプロの声優の方が音声化したものを実際に聞いてみて、どんな感想を持つか、このときどういった心情でセリフが語られているかなどの観点から学生とディスカッションしたりします。

また、七夕の前には、他の学生が書く短冊とは違った大きめの短冊に想い想いのイラストと願い事を描いたものを作成する企画も行いました。アイディアがなかなか出ない学生もいましたが、先生が見本を見せてくださり、それぞれの出来ていないところではなく、良いところを見つけて褒めてくださっているのが印象的でした。
さちみ先生からも、学生の皆さんに描く楽しさ、漫画の良さを知ってもらいたいとのことでした。

漫画は日本が世界に誇れるポップカルチャーの１つです。
現役のプロの漫画家に直接ご指導いただけることは、とても珍しいと思います。大変貴重な経験となるので、漫画家になりたい、作家になりたいと考える学生だけではなく、編集者や出版業界などに興味がある学生にも是非履修していただきたいと思います。

---学生の感想-----

この授業では普段私が読んでいるマンガがどのように書かれているのか、またマンガはこのようにして成り立っているということが学べました。実際に授業中に先生が描いているマンガを読みキャラクターの性格や心情、マンガの構成といったあまり自分が知らなかった細かい部分を知ることができました。またマンガの続きや話を考えたりなどをして面白いマンガを描く楽しさを実感できました。
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