第6回目の講義が開催されました:「令和3年度 市民大学講座(専門課程)」NEWS & TOPICS
NEWS赤羽根 和恵
3月5日(土)に第6回市民大学講座(専門課程)が開催され、本学 赤羽根 和恵准教授による「ユマニチュードを用いた認知症ケア」の講義が行われました。
以下、赤羽根准教授による内容報告
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認知症への理解を深め、認知症の方が介護を拒むことや怒り出す原因が、中核症状によるものとご説明をしました。今回のテーマであるユマニチュードは、フランスの介護の現場で生まれた手法ですが、4つの柱「見る・話す・触れる・立つ」に重点を置いてケアを行います。この行動を通して、「あなたのことを大切に思っています。」というメッセージを相手に伝えることが重要になります。
講義ではペアワークで、ユマニチュードの「話す」を体験して頂きました。相手を尊重するメッセージを込めていつもの3倍話しますが、話し続けることの難しさを体験して頂き、楽しい時間が持てました。
また、介護だけでなく、日常でも生かせるイライラへの対処の1つ、アンガーマネジメントで怒りをコントロールする方法もご紹介致しました。
介護の有無に関わらず、高齢社会への理解の一つになれば幸いです。
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