梶原 健嗣 KAJIWARA Kenji
[ 日本理解専攻 ]
職名
教授
学位
博士(学術(Ph.D),東京大学)
専門分野
近現代河川行政史,河川・水害研究
研究指導
テーマ
水害,インフラ整備,国際関係論/協力,日本史学,戦後史,経済史,環境学
担当
授業科目
日本史学概論,日本社会史,歴史と現代,日本文化入門,国際関係論,国際協力学,日本とアジア,日本と国際社会
所属学会
水資源・環境学会(理事),環境経済・政策学会,経済地理学会
著書・論文
著書
- 単著:『戦後河川行政とダム開発 利根川水系における治水・利水の構造転換』
(2014,ミネルヴァ書房) - 単著:『近現代日本の河川行政 政策・法令の展開:1868~2019』
(2021,法律文化社) - 共著:『社会的共通資本としての水』
(2015,花伝社) - 単著:『都市化と水害の戦後史』
(2023,成文堂) - 共著:『長良川河口堰と八ッ場ダムを歩く』
(2023,成文堂)
論文
- 「利根川水源開発と四街道-今求められる「水の安全」とは何か」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.18,2016 - 「鬼怒川水害と基本高水-治水の「科学」は適正か」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.19,2017 - 「河水統制事業から河川総合開発へ―多目的ダム事業の戦前と戦後」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.20,2018 - 「鬼怒川治水計画のあゆみ-ダム計画とともに進んだ治水計画」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.21,2019 - 「改正水道法と新たなる広域化-千葉県における水平統合の意義」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.22,2020 - 「台湾製糖株式会社と二峰圳-台湾植民地統治期の灌漑事業」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.23,2021 - 「多目的ダムの費用便益分析-設楽ダム,思川開発,八ッ場ダムの不特定便益を中心に」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.24,2022 - 「未改修河川と水害訴訟-大東水害訴訟を中心に」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.25,2023 - 「近代移行期の河川舟運-鉄道と河川舟運が併存した明治中期」
『愛国学園大学人間文化研究紀要』Vol.26,2024
- 「一級河川の治水負担と地方自治体-八ッ場ダム建設負担金を素材にして」
『水資源・環境研究』Vol.29-2,2016 - 「社会的共通資本と専門知 —鬼怒川水害と「有識者会議」を素材にして」
『水資源・環境研究』Vol.29-2,2016 - 「『水害統計』と人的被害把握の欠落-河川法改正20年に寄せて」
『水資源・環境研究』Vol.30-2,2017 - 「水道事業の広域化の歩みと水道法2018年改正-これまでの広域化/ これからの広域化」
『水資源・環境研究』Vol.32-2,2019 - 「八ッ場ダムと洪水調節」
- 『水資源・環境研究』Vol.36-1,2023
- 「印旛沼干拓-変わりゆく干拓目的と変わらぬ干拓の重要性」
『水利科学』Vol.65-2,2021 - 「近代水道行政の歩み-水道条例と水道法を中心に」
『水利科学』Vol.65-5,2021 - 「流域治水関連法に至る道のり―総合治水からの40年の歩み」(1)(2),
『水利科学』Vol.66-5,67-1 - 「近世利根川舟運と利根川水系の変容 -河川水量と堆積土砂に注目して」
『水利科学』Vol.67-3,2023 - 「利根運河の建設と衰退ー運河経営を圧迫した維持管理費用」
『水利科学』Vol.67-6,2024
- 「過大な基本高水と河川の管理瑕疵―大東基準が生み出す,「無責任の穴」」
『経済地理学年報』Vol.64-2 - 「治水便益算定の問題点-八ッ場ダム事業を素材にして」
『科学』Vol.84-12,2014 - 「中村哲医師と「緑の大地計画」 -クナール川を制した伝統的河川工法」
『世界』2021.6 - 「改正水道法によって始まる水道事業の再編-広域化の問題を中心に」
『生活協同組合研究』Vol.562(2022.11)
研究ノート
書評
- 書評:「篠原修著『河川工学者三代は川をどう見てきたのか─安藝皎一、高橋裕、大熊孝と近代河川行政一五〇年─』」
『林業経済』Vol.71-8 - 書評:「帯谷博明著『水環境ガバナンスの社会学──開発・災害・市民参加』」
『水資源・環境研究』Vol.34-2,2021 - 書評:「嘉田由紀子編著『流域治水がひらく川と人の関係 2020年球磨川水害の経験に学ぶ』」
『水資源・環境研究』Vol.35-1,2022 - 書評:「渡辺浩一『近世都市〈江戸〉の水害 災害史から環境史へ』」
『水資源・環境研究』Vol.35-2 - 書評:「土田宏成,吉田律人,西村健編著『関東大水害ー忘れられた1910年の大水害』 」
『水資源・環境研究』Vol.36-2,2023
講演・学会発表等
- 「治水事業と地方自治-八ッ場ダム住民訴訟を素材にして」
2016.6.4,水資源・環境学会 - 「高すぎる基本高水と法的責任」,2017.5.28,経済地理学会
- 「水道事業の広域化の歩みと水道法改正-これまでの広域化/これからの広域化」
2018.6.2,水資源・環境学会 - 「戦後ダム開発と第4類型-第4類型に正当性はあるのか」
2018.9.9,環境経済・政策学会 - 「都市型水害とその政策的対応-戦後の歴史を振り返りながら」
2019.6.8,水資源・環境学会 - 「流域治水関連法性-流域治水への「一里塚」」
2022.6.4,水資源・環境学会 - ”Social scientific analysis of flood disaster-Focusing on Isewan-Bay Typhoon”,Special Seminar of Flood Control at Nagoya University
2022.9.1,名古屋大学
受賞学術賞
メッセージ
「難しいことを易しく,易しいことを深く,深いことを面白く」,学問の面白みを伝えらたらと思います。入学時に専攻を決めない,1年かけて「専攻さがし」ができる愛国学園大学で,きっとあなたの可能性が開花すると思います。
メールアドレス
kajiwara"@"aikoku-u.ac.jp