多文化共生社会論でフィールドワークを行いましたNEWS & TOPICS

NEWS羽田 利久
多文化共生社会論でフィールドワークを行いました

 多文化共生社会論の授業では、訪日外国人旅行者が街の中で遭遇する不便さを見つけるために、四街道市内のフィールドワークを行いました。

 その途中で出会ったのが、能楽写真家協会に所属している神田佳明さんのナマハゲの写真展です。ナマハゲと言えば恐ろしい鬼のようなイメージがありますが、本当はそうではなく、「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されているように、様々な表情を持っているそうです。展示されていた写真からもその多様さを感じ取ることができました。お面は木を彫刻したものに限らず、木の皮を加工して作ったり、ザルに紙を貼ったりするなど、生活の中にあるものを使って作るために、特に決まりはないのだそうです。

 ベトナムから来ている留学生は、お面そのもののデザインや日本の季節の行事にとても興味を持ってくれていました。これをどうやってベトナムの方に伝えるのかが課題と言えそうです。前期授業の最後に、フィールドワークを元にした訪日外国人旅行者への対応策について発表してもらう予定です。学びのきっかけは街中にあることを実感した授業でした。

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