地域連携で産業まつりに出店しましたNEWS & TOPICS
2022年11月12日(土)、13日(日)。本学の撫子祭と同日に、2022年度四街道市産業まつりが中央公園で開催されました。今年度は、四街道市役所(環境経済部廃棄物対策課)と連携して、フードロス削減をテーマに、「食材使い切り料理」の出店とパネル展示というかたちで、産業まつりに参加しました。「食材使い切り料理」の出店は、飲食店で調理に使わない食材の一部や、農家さんが販売しない不揃い・傷などのある野菜を使って料理を作って、フードロス削減について考えてもらおうという企画です。
農家さんから提供していただく野菜をもとに学生たちとレシピを考え、いろいろと悩んだ末、「にんじん&紅茶のおかずマフィン」と「パプリカのおかずマフィン」、「野菜チップス」に決めました。いずれも、余り野菜などで家庭でも気軽に作れ、子供から年配者まで安心して食べることのできるヘルシーなお菓子です。
試作をして味を決めた後、農家さんのもとにご挨拶にうかがって、野菜を提供して頂きました。大澤さんからはジャガイモとサツマイモを、小川さんからはパプリカを、そして三石さんからはニンジンをご提供いただきました。ご挨拶にうかがうと、みなさんとても温かく迎えて下さり、農園の仕事について、昨今の作物の生育状況などについて、丁寧にお話しくださいました。廃棄物対策課の方々と、四街道市みんなで地域づくりセンターの毛見さんも同行して下さり、和やかな雰囲気の中で会話が弾みました。
ジャガイモとサツマイモを提供して下さった大澤さん
パプリカを提供して下さった小川さん
ニンジンを提供して下さった三石さん
産業まつり前日は、お菓子の調理。朝から学生たちと四街道市役所の調理室に集まって、マフィン200個と野菜チップス50個ほどを作りました。ニンジンとパプリカをみじん切りにしたり、ジャガイモやサツマイモをスライスして水気を切ったりする作業に、思いのほか時間がかかりましたが、みんなで一生懸命取り組みました。学生がデザインしたラベルを貼ってラッピングできたときは、感動。なんとか形になりました。
産業まつり当日は、廃棄物対策課の皆様にご協力を賜り、来場者の方々にお声掛けをしていただいたり、レシピを配布していただいたりしながら、学生たちが中心となってお菓子を売り切ることができました。また、本学の学友会や教員たちが再生したフードロスに関するパネルも展示していただき、来場者が興味深そうに見てくださっていました。
今回のイベントにあたり、廃棄物対策課の皆様をはじめ、四街道市みんなで地域づくりセンターの毛見様、日替わりシェフの店さくらそう様、農家の皆様、四街道公民館様から温かいご支援とご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。このイベントを通して地域の方々と交流できたことが、学生たちにとっても何よりも思い出になりました。
学生たちの感想を紹介します。
フードロス削減の取組みとして愛国学園大学と四街道市役所が連携し、産業まつりでお菓子を販売しました。私はお菓子の調理から販売まで関わらせていただき、とても貴重な体験ができました。お菓子は、農家さんからいただいた野菜を使ってマフィンと野菜チップスを作ったのですが、農家さんへ挨拶に伺った際に、畑を見学させていただきました。農業の大変さや楽しさ、食材の大切さなどを感じることができて、より一層今回の取組みに対して真摯に向き合いたいと思えました。ただお菓子を作るだけではなく、準備期間の内に農家さんと関わりを持ち、色々なお話を聞けたことや四街道市役所の方々にご協力いただき、一緒に販売できたことがとても嬉しかったです。この取組みが今年限りではなく、本学の恒例行事となったら良いなと思います。
(Fさん、3年生)
産業まつりに至るまでレシピを考えたり、ラッピングを考えたり農家さんの所へ見学に行ったり振り返ると長い期間フードロスイベントに向けて取組んできたんだなと思います。フードロスのイベントを終えて、もっとこうすればよかったかなと思う点もありますが自分にとっていい経験になりました。もっとこうすればよかったと思う点はアイディアを自分からもっと出せればよかったと思っています。次回は野菜の切れ端や野菜の皮など普段みんなが捨ててしまうようなものを使って美味しいものを作ってみたいです。
農家さんのところへ見学に行き、災害だったり、おいしく育てるために長い時間をかけて肥料を変えたり、色々試みたり、夏は暑い中更に暑くなるビニールハウスの中で作業をしたりなど、改めて農家さんの苦労を少しでも感じられた気がします。
初めて行ったこともあり、苦戦することがありましたが周りの方々の協力があって産業まつりに参加できたと思います。廃棄物対策課の方も最後までご一緒してくださり心強かったです。地域の方々と関わることができてうれしく思っています。今回の反省点は次に繋げていこうと思います。
(Uさん、2年生)