授業紹介「ビジネス情報学」NEWS & TOPICS
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ビジネス情報学では、ビッグデータとは何か?社会におけるデータサイエンスの活用などを学びます。
この日の演習では、「教師データあり学習の画像認識」というテーマで行いました。
例えば、ラーメンの画像を集めたものをクラス1とし、うどんの画像を集めたものをクラス2とします。この2つを機械に学習させます。これが「教師データ」となります。そして、自分のお気に入りのラーメンの画像がクラス1とクラス2のどちらに分類されるか?という結果を楽しむというものでした。
人間の目で判断すれば、当然クラス1に分類されるはずですが、あら不思議、学生のお気に入りのラーメンの写真はクラス1のラーメンに分類される確率が70%、クラス2のうどんに分類される確率が30%となりました。
他にも好きな韓流アーティストとそれ以外の人物で分類したり、おいしそうなジェリービーンズとビー玉の画像で教師データをつくったけれど、自分の好きなカラフルなお菓子がビー玉100%と判定されて、なぜだろう?と考えてみたりと、実際に自分たちの手で動かすことで、機械学習の持つ性質を体得しました。
今回は、学生のみなさんに、楽しみながらも実際に使われている画像分類を体験してもらいましたが、実際のビジネスの現場では、長年の経験だけできゅうりの仕分けを行って箱詰めしていたものを、画像で分類することによって、誰でも短時間で処理することができるようになった例もあります。このように機械学習やAIの力が各現場に活かされています。
言葉で聞くと難しいと感じるかもしれない、データサイエンスの世界は意外と皆さんの身近に存在しています。
この講義では他にも文章の分類を行うテキストマイニングの演習なども行っていく予定です。どうぞお楽しみに!